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不動産の相続にからむトラブル

2012年07月10日

今回は、一般によくある、不動産の相続にまつわるお話です。

「相続の時に不動産をふたりの共有名義にしたのに、弟が換金したいと言い出しました。 土地・建物ですから半分を売却することなんてできませんよね。想定外で、困っています…」

親御さんの不動産を相続された、あるご兄弟のお兄様の言葉です。

ご両親が亡くなり、残された財産は、ご実家の土地と建物(評価額3,000万円)、 預貯金はほとんどない状態でした。 特に故人の生前のご遺言がなかったため弟さんとは法定相続通り遺産を1/2ずつ分けることで合意し、兄弟おふたりの共有名義にされました。

ところが、最近になり、弟さんがご自身の持ち分を換金されたいとのこと。 最近組んだご自身の住宅ローンの返済のため、まとまった資金が必要とのことです。

「共有名義」とは、それぞれが持ち分割合の範囲で所有権を持つことで、 一つの不動産の「どこの部分を所有する」というものではありません。

すると、今回は、下記の2つが選択肢になってきます。

 お兄様が弟さんの持ち分を買い取る
 一緒に売る

お兄様には、ご両親が暮らしていた家を売る覚悟がつかないため、法定相続通りに分けるには、 弟さんへ1,500万円を支払う必要があります。現預金で渡すには、大金ですね。

今回は幸いにもおふたりで話し合い、金額の折り合いをつけることができたものの、 丸くおさまらないケースもよくあります。

不動産の相続時の分け方については、主に4つの方法があります。

(1)不動産をそのままの状態で分割する方法
(2)不動産を売って売却代金を分割する方法
(3)相続人が他の法定相続人にお金を渡す方法(今回のケース)
(4)相続人の共有名義にする方法

生前に明確な分け方が指定されていると、トラブル回避につながりますが、 法定相続人同士での話し合いによることとなった場合、(4)は将来的に処理が複雑になるという可能性があります。

よく考えた上で、いずれかの方法を選びたいですね。


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