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もめやすい相続(1)兄弟間の公平って?

2013年08月17日

最近、テレビなどでも相続争いを避ける知恵が紹介されるなど、目にする機会が多くなりましたね。

いざ相続が発生してみると、親が亡くなるまでは、思っていても言えなかったことが、 家族内で初めてそれぞれの思いがぶつかり、争いに発展するということも起こります。

それまで仲のよかった兄弟でも、「もらえるものはできるだけ多くほしい」と、 主張が折り合わず溝ができてしまうなどの話は決して珍しくありません。

相続でもめるケースには典型がありますが、そのうちのひとつに、生前「子が親にしてあげたこと」や「親が子にしてあげたこと」について、 法定相続人である兄弟間でもめる、というものがあります。

親御さんが亡くなり相続が発生した、ある兄弟姉妹の会話です。


【兄】:「お父さんの相続財産は平等に分けよう、異論ないよな?」

【弟】:「でも兄さんは、サラリーマンを辞めて独立開業したとき、父さんから相当事業資金を援助してもらっていたじゃないか。 それを考慮に入れないで遺産だけ平等に分けるのは、納得できない」

【姉】:「母さんが亡くなる数年前は、ずっと私が一緒に住んで面倒を見ていたのだから、 その分、遺産を多くもらって初めて公平と言えるわよね」

【妹】:「でも姉さんはマイホーム購入のときに、頭金を援助してもらったじゃないの、あれは、いくらだったの?」



親が生前に子供に援助していた場合

 ・ 住宅購入の頭金
 ・ 事業資金の援助
 ・ 生活の援助 など

まとまった金額は、【特別受益(相続財産の先取り)】 として相続財産に含めて、兄弟間で調整して分割するということがあります。

※大学卒業程度の学費や結婚資金の援助などは、高額でない場合は対象としないことも多い。


子供が親を援助していた場合

 ・ 事業を手伝っていたり
 ・ 親の財産の維持や増加に子供が特別に貢献した場合を

【寄与分】 といい、こちらも遺産分割時に調整することができます。

ただし、親と同居し、介護しながら生活の面倒を見るなど、通常の扶養の範囲と考えられる場合は、 特別な貢献とは認められないのが一般的です。

しかし、【特別受益】【寄与分】には民法上、はっきり規定されている範囲はないため、相続人同士の話し合いが必要になります。

法定相続人だけでなく、その配偶者も背後から意見をすることもあるなど、相続には様々な人の思惑が絡みますので、 いったん話し合いがこじれるとなかなか解決しにくい面があります。 本当は、親が元気なうちにどのような相続を望んでいるかを家族で話し合えれば、 いちばんいい形ではありますね。

遺産を分ける際の話し合い(遺産分割協議)には、 第三者として専門家を入れると話がまとまりやすい傾向があります。 自分にはよもや起こらないと思っていても、 実際にそうなった場合は、ぜひ参考にされてみてください。





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