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1次相続・2次相続 相続税はいくら?

2013年12月07日

友人のAさんからこんな質問がありました。

夫にもしものことがあった場合、配偶者の税額軽減があるから、基礎控除を超える財産があったとしても、 相続税はかからないと思っていいんだよね? うちの場合は、ひとり息子もまだ独身で一緒に住んでいるし、 夫の財産はそのまま私がもらおうと思うんだ──。


そうなんです。ご主人の遺産を奥様が取得する場合は、法定相続分(2分の1)または1憶6千万円以下だったら相続税はかかりません。※1

相続で大変なのは、1次相続よりも2次相続なんです。 税制改正後(平成27年1月1日以降)の基礎控除と税率で、相続税のシミュレーションをしてみましょうか。

※1 配偶者の税額軽減を受けるためには、税務署で手続きが必要になります。

相続税はいくら?

1次相続 : 配偶者の税額軽減を利用

夫が亡くなった・・・相続人は妻と長男 / 基礎控除:4200万円

■ 法定相続分(1/2)で分割した時
課税遺産総額 相続税
5000万円 40万円
7000万円 160万円
1億円 385万円
■ 妻が遺産をすべて取得した時
課税遺産総額 相続税
5000万円 な し
7000万円 な し
1億円 な し

それでは、2次相続の場合は、どうなるでしょうか?

2次相続

母が亡くなった・・・相続人は長男 / 基礎控除:3600万円

■ 母が1次相続した遺産(1/2)を保持したまま亡くなった時
課税遺産総額 相続税
2500万円 な し
3500万円 な し
5000万円 160万円
■ 母が1次相続した遺産(全額)を保持したまま亡くなった時
課税遺産総額 相続税
5000万円 160万円
7000万円 480万円
1億円 1220万円

当面の税額が少なくても・・・

1億円を例にとってみると、
1次相続で母が遺産のすべてを相続した場合は、相続税は「なし」でしたが、 そのままの金額を保持したまま亡くなった場合、2次相続での相続税額は1220万円。

一方、1次相続で、母と子が法定相続分(1/2)で分割した場合、1次相続での相続税額は385万円ですが、 2次相続では、母の遺産は半分の5000万円ですから、相続税は160万円となります。

1次相続で母が全額相続していた場合の2次相続では1220万円。
分割して相続した場合は、計545万円 (385万円+160万円)。
その差額は675万円となります。

当面の税額が少なくても、トータルするとかなりの違いが出てきますので、 相続対策は、1次相続だけでなく、2次相続を見据えて考える必要があります。

今回のシミュレーションでは、相続の分割方法を取り上げましたが、相続対策は他にもまだまだあります。

子供のほうから相続の話題は出しにくいとよく伺いますし、「縁起でもない」とおっしゃられる方がいるかもしれませんが、 相続が発生してからでは対策は間に合いません。 家族で話し合ったり、専門家に相談したりする等、いつかはやってくる相続の日に備えておくことはとても大切なことです。


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