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一次相続 残された親のための相続放棄

2014年05月27日

今回は、相続にあたり、亡くなった方の希望と残された方の希望が違っていた場合について考えたいと思います。



Yさんは真面目に営業一筋で勤めてきた会社を60歳で定年退職し、定年後はゆっくりと趣味を楽しんで穏やかに生活したいと希望されていました。 そんな矢先、ちょっとした身体の不調から訪れた病院で、難病にかかっていることが発覚。 この先数年、という思いもよらない診断をくだされました。

心配なのは、残される妻や成人している二人の子供たちのこと。法定相続通り、自分の財産は妻に2分の1、子供たちに2分の1を希望すると家族に話しました。 が、残される家族の希望は少し違いました。

奥さんはまだ60歳になったばかり、この先何十年生きるかも知れず、年金受給までもまだ5年弱あります。 「本当は夫に、財産はいったんすべて私に残すと遺言してほしいけれど、 病床でそんなお願いをするのも気が引ける。かといって私の老後は心配だし…」

亡くなる前に、ご本人の意思は当然尊重したい。一方で、残されて、これから生きていく家族にも大きな課題があります。 奥さまは悩まれていましたが、実はそれほど難しくはありません。 事情を理解したふたりのお子さん達が、いざ相続が発生した際に相続放棄をすることができます。

両親の一方が亡くなった時に発生する相続を一次相続といい、その後、残された配偶者が亡くなった時の相続を二次相続といいます。 一次相続では、子供が親のために相続放棄をすることはよく見られます。残された親に最大のサポートをしてあげることを 望む人が多いからでしょう。

なお、相続放棄は、相続の開始があったことを知った日から3ヵ月以内に家庭裁判所に申告が必要です。 相続放棄をする前に財産の一部でも処分をしてしまうと、いったん相続を単純承認したとみなされ 相続放棄ができなくなる可能性もあるので、十分ご注意ください。


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