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株価が上がっていたら、過去の分の確定申告をしておこう!

2013年10月01日

ここ数年、株価が低迷し、株の売買をしても全然儲からず、全く確定申告をしてこなかった人がたくさんいると思います。 ところが、昨年末以来株価が回復し、今年はというと結構株の売買益が出ている人も多いのではないでしょうか?  このような場合、過去の譲渡損をそのままほっておく手はありません。一定の要件に該当すれば、今年の譲渡益と相殺することができるんです。


Q. 去年以前に売却して損失が発生した上場株式について、今まで特に確定申告をしていませんでしたが、 昨年来の株価の上昇に伴い、今年はかなりの譲渡益が発生しています。 そこで、昨年以前に発生した譲渡損失でも、今から確定申告をすれば、譲渡損失の繰り越し控除の適用は受けられるのでしょうか?

解 説

過去に発生した株式の譲渡損で、確定申告をしていなかった場合でも、一定の場合は、期限後申告をすれば、譲渡損失の繰越控除の適用を受けることができます。

1.株式の譲渡損失の繰越控除とは?

株の売買取引をして、損失が発生した場合、その損失はその生じた年の株式の譲渡益や配当所得と相殺できます。 譲渡損が相殺しきれずに残っている場合は、翌年3年間に発生する譲渡益や配当所得から引き続き相殺することができます。 ただし、相殺するためには毎期確定申告をすることが要件となります。

2.期限後申告

株式の譲渡損が発生している人が、給与所得者といった確定申告義務のない人かどうかで、この取り扱いは異なります。 確定申告義務がなく、かつ実際に確定申告していない人は、過去に譲渡損失が生じていた場合、 原則5年間は期限後申告をして過去の譲渡損失を繰り越しすることができます。 また、不動産所得や事業所得があってもともと確定申告をしている人は、 1年間だけさかのぼって申告することができます。 ただし、証券会社での口座が源泉徴収ありの特定口座の場合、過去にさかのぼることはできません。

3.まとめ

上場株式の譲渡損失の申告を忘れてしまった場合の対応
  【給与所得者など】
確定申告書の提出なし
【不動産所得者や事業所得者など】
確定申告書の提出あり
源泉徴収あり
の特定口座
翌年の1月1日より
5年間は申告が可能
期限後申告も更正の請求も不可
(申告不要を選択したとみなされる)
源泉徴収なし
の特定口座
申告期限後1年以内
更正の請求で対応

要するに・・・

今まで株価の低迷で、株で全然儲からなかった人も今年はかなり利益を出している人が多くいます。 この場合、一定の要件に該当すれば、期限後申告をすることで、昨年以前の譲渡損を今年の譲渡益から相殺することができる場合もありますので、 忘れずに期限後申告しましょう。


東京相続パートナー 税理士 小嶋大志(こじまひろし)


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