トップページ
>
相続・お役立ちコラム
>
税制改正で基礎控除はどう変わる!?
税制改正で基礎控除はどう変わる!?
2011年05月25日
今回は、前コラム「相続税の課税対象者が拡大!」ご紹介した、 相続税の改正案の1つ目の目玉の内容をご説明します。
変更点(1)基礎控除の引き下げ
相続税を計算するときに、相続財産から差し引ける「基礎控除(キソコウジョ)」
というものがあります。
税金がかかるのは、この「基礎控除」や、その他の控除を差し引いた後の財産の金額です。
今までの基礎控除は、以下の計算式でした。
5,000万円+1,000万円×法定相続人の数
これが、改正案では、以下の内容に変わります。
3,000万円+600万円×法定相続人の数
⇒⇒⇒ 税金のかかる“ボーダーライン”が大幅に下がります。
増税額シミュレーション : 遺産8,000万円 / 相続人が子ども2人 の場合
改正前 | 改正後 | |
---|---|---|
基礎控除 | 7,000万円 | 4,200万円 |
課税対象額 | 1,000万円 | 3,800万円 |
相続税額 | 100万円 | 470万円 |
他に控除がなかった場合
改正前の相続税額は100万円
改正後の相続税額は470万円
なんと、370万円の増税となります!
しかし、不動産の評価額の縮小や、配偶者の優遇枠を活用したり、遺産の分け方を工夫することで、
実際に納めなければならない税金を、減らすことができる場合も多くあります。
支払う税金を少しでも安くできるかも知れない場合は、「できるだけ早く」、専門家に相談することをお勧めいたします☆
東京相続パートナー メールマガジン「相続不安まるごと解決講座」再編集
●◎ファイナンシャルプランナーと税理士が、相続のすべてにお答えします!◎●
メールマガジン【 知って安心! 相続不安まるごと解決講座 】 好評発信中!